モモの会をはじめた思い

運営メンバーの ひろ~Kuminng~(アメーバブログをお使いの方は見知ったHNかもしれません)と申します。


お腹の中の赤ちゃんに病気があるかもしれないと聞かされたときのこと

出産のときのこと

病気の説明をベッドで聞いたときのこと

入院しているわが子を残して、ひとり先に退院しなくてはいけなかったときのこと

一つ一つの手術を受けるとき、時間の長さに打ちのめされそうになったときのこと


書ききれないほどの、たくさんことが頭を過ります。


これは、私だけではないだろうな・・と思うんです。



このピアサポート「モモの会」の母体となっているLineグループを立ち上げようと思ったのは、2016年でした。

ちょうどその頃の私のブログなんですが、私自身がブログを書いてるわけに触れてる内容があります。

読みにくいところがありますが、今も思うことと重なる部分があるので、少し転載してみます。



ここ数日、娘より小さい子のママからの連絡が数件ありました。

計算上、1年に10人ほど生まれると聞いてるので、娘より小さい子は、日本のあちこちに20人近く居るんですね、たぶん(2016年時点のことです)

今年に入ってから連絡があった件数を確認してみましたが、妊婦さんを含めると8名の方からお問い合わせをいただいてました。

その中に。

どうして、こんな事に?との思いが消えません。これから先をどうしたら良いのか?育てていけるんだろうか?と考えてしまいます。kummingさんや先輩ママのように前向きになれるように思えないんです(一部分を抜粋、文面は変えてます)

と書いてくださった方がいらっしゃいました。


お返事のメールも書かせて頂いたのですけれど、退会?されてて、読んでくださったか分かりません。

その後、ご連絡もなく、もうブログは読んでいらっしゃらないかもしれませんが。

普段は公開にしていないのですが、ブログに書いとこうという思いに至りました。


実は、そのお手紙頂いたのは娘の入院前のことでした。

うまくは書けないので、その点はお許しください。



ブログというのは、私の一部分だけなんですね。

良い事しか書かないことも出来ますし、繕う事だって出来るわけですから。

どうとでもなれるブログですが、私はポジティブな部分もネガティブな部分も書いて残しておこうと思って書いてます。

明るく考えられる日もあれば、どう考えたら良いのか…と落ち込んで、他の方々の意見を頂きたくて、相談事を書く日もあります。


すんごい確率(5万人に1人)でこの病気になった娘を前にするときに…何故この子が?、妊娠前の私の生活で何が良くなかったんだろう?と、病気になったことについて悩みます。


また、どこまでいっても私は娘と代わってはやれないこととか、いろんな事含めて申し訳ないという気持ちがあります。何より私のせいでこうなったんじゃないか?という疑念も…

先生や看護師さんは、違うって言うけれど、今も消えることはありません。薄れて口にすることは減っていきますが、その思いが私の中から消える事はないだろうって思っています。


ブログを書いてからもう5年以上が経ちました。



原因や理由とか…

もしもこの先、それらが明確に分かったとしても、その原因を取り除いて最初から始める事なんて出来ないわけです。今も凹みます。ブログは長文ばかりで読みにくいと思いますけど、実はよく凹んでます…って内容も書いてたりします。

凹んだり、ポジティブになったりを繰り返してきての現在です。


色んな方からメッセージで前向きに見えます!ポジティブですねと、そう読み取ってく出さってること、それは私としては喜ばしいことです。


娘が生まれてきてくれたから、今の私が作られてきていると思います。娘との出会いでたくさんのことを気付かされ、学び知ることになりました。


だからといって、私の人間形成のために、娘が病気を請け負っているわけではないんです。


娘は、どんなに頑張っても、健常者には成らない。それを娘がどう捉えていくのか…私にはわかりません。だって、健常者っていっても、娘には無縁のもの。この体しか、娘は知らないのだから。

親の私が悩むことと、娘自身が悩むことは、全く違うことばかりかもしれません。

どれほど親が悩もうとも、子は自分の人生を生きるのです。

そこには、親が前向きであろうが、後ろ向きであろうが、本質的な部分では関係無いって思うんです…ただ、親の関わり方がその子の成長や心に影響を与えます。それは家族であるがゆえだと思います。育て養う人がいないと子は生きていけないのですから、育てられた環境でこどもたちは生きていきます。



母親は、自らのお腹に命を宿しそれを育む…、まさに子の全てを受け止める数ヶ月を過ごし、産みだしますよね。

だから、母親は子を守りたいと強くあろうとするし、受け止めなくては…と思い。

そして、それが出来ない時や揺らぐ時、自分を責めるのだと思います。

落ち込むことをやめようと思う時がきたら、やめたらいいんです。

そう思えないなら、今は落ち込んでいていいんです。誰もあなたの辛さの本当の部分は、あなた以外には分からないもの。でも、そのあなたの中で、落ち込んでちゃダメだと頭を過ぎったら、その気持ちもあなたなんです。

その強さも、あなたなんだと思います。

前向きでありたいと思うのに前向きになれないのなら、これからのあなたには 今この時間が必要なのかもしれません。

そして、ここからは矛盾してるかもしれないのだけど。

すでにあなたは、どんなに苦しくても、優先すべきことを優先しようとしているのだから、その自分自身を認めて褒めてあげてほしいって思います。


私たちメンバーも色んな思いを持ちながら歩んできました。親の心配をよそに、色んな事がありながらも元気いっぱいに過ごすこどもたちがいます。


私たちに出来ることは多くはないですが、一緒に歩んでいけたらと思っています。

モモの会

ピアサポート 【モモの会】です。 モモの会は総排泄腔疾患の娘を持つママたちの集いで、こちらのサイトはモモの会のメンバーで運営しています。

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